みなさん、こんにちは。
前回に引き続き、レポート担当Sが「香里園ミュージックアートピクニック2012」の様子をお伝えします。
寝屋川北小学校の体育館で開催されていたのは、「アートandミュージック ラクガッキ広場vol.2」。
昨年大人気だったイベントが、今年もグレードアップして登場です。
いったいどんな広場かというと・・・・
熱心に絵筆を動かしている子どもさんたち。
ここは「石ころアート」のコーナーです。
石に色をつけたり、ビーズをくっつけたりして、自由な発想で作品を作っていきます。
写真は、過去のワークショップで生まれた作品。
アートディレクターの渡邉さん。
「アクリル絵の具、ビーズなど、小学校ではなかなか使わない材料を使って、予測できない形の石に描く。これがおもしろいんです。作っているうちに道具の使い方も学べます。普段体験できないことをしてほしいと思います」。
そんなふうに、「石ころアート」について語ってくださいました。
「石ころアート」の活動は大学在学中から始められたそうで、教育に関係することに携わりたいという気持ちもあって継続してこられ、今年で6年目になるそう。
真剣です!
お母さんにおうかがいしたところ、ラクガッキ広場のことは、幼稚園からのお手紙で知ったそう。
「石ころアート」がおもしろそうなので遊びに来られたとのことでした。
「石ころアート」の隣は、ダンボールがいっぱいのコーナー。
形を組み合わせたり、色をぬったり、こちらも自由な発想で遊ぶことができます。
とくに、男の子に人気のようでした。
体育館の中央はステージ。ちょうど、「TU-KO王子のリズム教室」が始まりました。
「京街道JAZZライン」のイベントにはほとんど出演されている「TU-KO JA22」のみなさんが、この日は子どもたちとリズム遊び!
ペットボトルを打楽器にみたてて、リズムを取りながら体育館のなかをパレードします。
ボランティアスタッフさんも飛び入りして、とっても楽しそう。
アニメの主題歌など、子どもさんになじみのある曲が演奏されました。
リズムで遊んだ後は、「楽太鼓 笑宴快」のみなさんによる演奏も披露されました。
アグレッシブに体全身を使って和太鼓を打つ姿は、かっこいいものですね。
体育館いっぱいに、お腹にずしんとくる低音が響き渡りました。
さて、ところ変わって、こちらは西北コミニティセンターで行われた現代アートとジャズのコラボレーション「堀尾貞治&ガトスミーティング」のひとこまです。
会場に入ると、どどーん!
椅子と風船が積まれたオブジェがお出迎え。びっくり!
壁にも現代アートが展示されていましたが、個人的に好きだったのは、こちら。
新聞紙や海外の雑誌などの切り抜きに、ひたすらに筆をとんとんとんと置いたような、黒い点が描かれた作品(の一部分をクローズアップして撮影しています)。
見ているとなんだかうきうきしてくるから不思議です。
西北コミニティセンターが、奇想天外でおしゃれな空間になっていました。
香里園のイベントには3回目の出演となる、「ガトスミーティング」のみなさん。
現代アートに囲まれての演奏です。
バックの題字がとても似合います!
フロントの4管が大変パワフルで自由自在に演奏されていて、格好よかったです!
演奏された曲の多くは、リーダーの林さん(アルトサックス)が作曲されたオリジナル。
アルバムに収録されている曲もたくさん登場しました。
おもしろかったのは、フロントがバラバラになったり、まとまったりするシーンです。
最初は、一人一人がまったく違うことを吹いている。もう、「好き勝手」って感じです。
ところがそこから、じわりじわりと、音がまとまっていく。
気がつけば、いつの間にか全員の足並みがそろい、同じフレーズを吹いている。
そんな展開が何度かありまして、曲のなかにストーリーを感じて、おもしろかったですねぇ。
ああいうのは、たぶん、セッションバンドでは難しいんじゃないかと思うんです。
お互いの音や癖を知り合い、ある程度、演奏を重ねた「バンド」ならではのサウンドだなぁと、個人的には思いました。
当然ながら会場は、一曲が終わるたびに拍手喝采!
素晴らしい演奏でした。
こうして、音楽、アート、商店街と、見どころいっぱいだった「香里園ミュージックアートピクニック」も無事終了。
秋も深まり、いよいよ「京街道JAZZライン」のイベントも、残すところあとわずかとなってきました。
みなさん、ぜひお出かけください!
(取材/レポート担当S)
今回の記事のDATA
香里園ミュージックアートピクニック2012
開催日/11月3日(土)
場所/香里園駅前西側広場、西北コミュニティーセンター、寝屋川市立北小学校、香里園駅周辺商店街など
メモ/今年初の企画として、4つの商店街と1つのスーパーが協力し、合同で「100円商店街」を同時開催。音楽を聞く、アートを見る、商店街を練り歩いて食べる、買う、といったいろんな楽しみ方ができるイベントとしてにぎわいました。