みなさん、こんにちは。
11月17日は「第1回藤森JAZZフェスタ withふかくさ100円商店街音楽祭」が行われました。
ジャズフェス大好き男・レポート担当Wが、当日の様子をお伝えします。
やってきました、京都は伏見区、深草のまち。
しかし、あいにくの雨でして、残念ながら1つの会場が中止になっていました。
この日のために練習を重ねていたのだろうなと思うと、出られなくなったバンドさんが気の毒でなりません。
来年こそはお会いできますように!
ほかの会場は、屋根のあるところに場所を変更するなどして、無事、スケジュールどおり演奏が行われていました。
ローズマンション公園内会場でオープニングを飾った「鼓藤会和太鼓演奏」。
日本人の血が騒ぎますなぁ。
商店街事務所奥会場の「Adauchi」。
サテンドールなどのスタンダードをゆったり4ビートで。
パワフルなサックス3管が印象的だった「色川六重奏団」。
3管のハーモニーから、即興のアグレッシブな音色まで、サックスの魅力をたっぷりと。
そして、女声3、男声1の4人のボーカルがフロントに立つ「Caro」。
演奏曲はディスコ系や映画音楽など、踊れるポップスミュージックが中心。
とにかく明るくて元気なステージに、お客さんも手拍子などしてノリノリ。
アンコールに答えて最後に演奏されたのは、アース・ウィンド・アンド・ファイアーの「セプテンバー」でした。イエイ!
一方、こちらはじっくり聞かせる派。
西休寺で演奏していた「パンプキンズジャム」。
ハーモニカ(楽器持ち替え)やボーカルがフロントに立って、「バードランドの子守歌」や「A列車で行こう」などのスタンダードを演奏。
聞きやすく飽きさせないライブでした。
ちいろばホール会場にて、地元のウクレレ教室の先生と生徒が共演する「森嘉彦ウクレレ教室」。
ウクレレ奏者の間ではよく知られた曲だという「ハワイアン・ウェディングソング」などが演奏されました。
「この曲を結婚式で演奏したら、その夫婦が別れました」など、くだけたMCも秀逸!
お客さんも顔見知りが多いようで、みんなよく笑う、あったかい雰囲気でした。
「藤森JAZZフェスタ」は、今回が記念すべき第1回目。
ジャズに限らずいろんな音楽が聞けるのも魅力ですが、なにより、「地元の人が出演されている」というのが素晴らしいと僕は思いました。
ご近所さんが演奏して、ご近所さんが応援する。
そんな会場はあったかくて、「人と人がつながっている、いいまちなんだなぁ」と思います。
演奏の向こうに、普段のまちの姿を感じとれるのも、ジャズフェスの醍醐味の一つ。
僕がジャズフェスを大好きな理由です。
こちらも、ジャズフェスの醍醐味を味わえる演奏でした。
ローズマンション公園内会場のトリを飾った「ロイヤルディキシーランドジャズバンド」。
いやぁ、大人気ですね。
以前、当ブログにもご登場いただいた、クラリネット奏者・奥川さん。
86歳という年齢を感じさせない若々しい音色のソロに、大きな拍手が送られました。
演奏曲の中には、舟木一夫の曲など、懐かしの歌謡曲も。
とくに年配の方にウケているようでした。
曲を知らない僕にとっては、日本語の歌詞が新鮮!
雨天で、しかも息が白く見えるほど冷え込む中、こんなにもまちの人が集まりました。
曲にあわせて踊っている人もいて、みなさん、本当に楽しんでいた様子。
ああ、いいまちだー。
とっても寒かったけど、演奏もお客さんも素晴らしく、ほっこりあったかくなるステージでした。
さて、商店街はどうだったかというと、こちらも結構にぎわっていたんです。
もちろん、過去に開催された「ふかくさ100円商店街」の人出とは比べものにならないと思いますが、それでも、楽しんでいる人がたくさんいて、ほっと一安心。
粋なB級グルメ発見。
桃色のいなり寿司は、梅味なんだって!
ぐつぐつ煮込んでいる鍋の中身は、美味しそうなこんにゃく。
居酒屋さんの出店でした。
手乗りサイズのミニテトラポットを2個100円で販売していたのは、地元の伏見工業高等学校で土木関係の勉強をされているみなさん。
まちづくりにもっとも多く使われている素材、コンクリートを使って何か作れないか、と考えたのがミニテトラポット作成・販売のきっかけだそうです。
おもしろいねぇ。
使い方は水槽に入れたり、文鎮にしたりと、アイデア次第!
そしてこちらは、京都あめ細工師・岡西さんによる、あめ細工の実演販売。
レパートリーは動物や花、キャラクターなど300種以上!
動物などの胴体は、空気を入れて膨らませるそうですが、熟練の技が必要とされる難しい工程なのだそうです。
居合わせた人みんなが岡西さんの手元を見守り、一つの工程が終わるごとに「おお〜〜」「さすが!」と感心しまくり。
僕もあめ細工ができあがると、思わず拍手しちゃいました(笑)。
通常1本300円のところ、この日は特別に1本100円。
「子どもに喜んでもらうのが私の生きがい」と、あめ細工のペンギンに目を入れながら、岡西さんは笑顔で話してくれました。
こうして、地域をあげてのイベント「第1回藤森JAZZフェスタ withふかくさ100円商店街音楽祭」も無事、終了!
雨でしたが、演奏する人も聞く人も、買う人も売る人も、みんなが楽しそうでした。
個人的には「藤森JAZZフェスタ」の初回に立ち会うことができて、とてもうれしいです。
来年も再来年も続いていきますように!
もっとたくさんの人が、深草のまちの魅力を知りますように!
今回の記事のDATA
第1回藤森JAZZフェスタ withふかくさ100円商店街音楽
開催日/11月17日(土)
場所/京阪・藤森駅周辺の飲食店やお寺、深草商店街振興組合事務所前(名神高速高架下)など
メモ/ジャズやポップス、沖縄島歌など幅広いジャンルの演奏が行われたほか、深草商店街では「100円商店街」が同時開催され、雨でしたが多くの人でにぎわいました。