みなさん、こんにちは。

9月30日は台風が接近中でしたが、「2012守口宿ジャズストリート」、なんとか無事に開催されました!

といっても、残念ながら屋外会場はすべて中止。

スタッフさんたちは、プログラム変更や、機材を風雨から守る作業など、対応に追われました。

守口宿ジャズストリート」だけで約100人のボランティアスタッフが協力されていたそうですが、ボランティアの方はもちろん出演者の方々も、悪天候のなか本当にお疲れさまでした。

そしてなにより、ご来場いただいたみなさん、本当にありがとうございました。

みんなの力で台風を乗り越えた! まさにそんなイベントとなりました。

今回は、レポート担当Sがお送りいたします。

 

 

オープニングの幕を切って落としたのは、「TU-KO JA22&MMS」。

ベーシストTU-KOさん率いるエンターテインメント集団「TU-KO JA22」と、「MMS」(ミサ・ミュージカル・スタジオ)の生徒さんによるコラボです。

 

ダンスが入ると、ぱぁっと華やぎましたね、空気が。

それまでは、会場全体に「台風どうよ?」っていう不安が漂っていたんですが、一気に吹き飛ばしてくれました。

そのくらい、鮮やかで、華やかでしたよ。

 

みなさん、いいお顔!

一曲ごとに大きな拍手が送られました。

 

「TU-KO JA22」が「MMS」に曲を提供したり、「TU-KO JA22」のPVに「MMS」の生徒さんが出演したり。

両者は、そんなおつきあいのある関係なんだそうです。

 

曲の合間に、まるで台本があるかのような寸劇的トークを即興で(!)繰り広げていらっしゃった「TU-KO JA22」。

これまで関西、関東、四国のジャズフェスを渡り歩き、24時間テレビのゲスト出演も経験されたそうです。

 

ジャズフェスへの思いをうかがったところ、「音楽で地域と人、さらに人と人がつながってほしい、そして守口というまちを認識してほしい」と語ってくださったTU-KOさん。

この日は、守口の歴史を予習してきたそうで、まちの歴史をまじえながら、これを語らねば終われないとばかりに、熱いメッセージを伝えていらっしゃいました。

 

 

 

ところ変わりまして、こちらは、こだわりの十割そばで知られる「そば処 理(ことはり)」会場。

店内には、味のあるこんなはり紙がいくつもあって、いい雰囲気が出てました。

 

こちらで演奏していたのは、「smooth jazz band」。

ジャズスタンダード中心でしたが、セッションでよく演奏されるメジャーな曲ではなく、かなり通好みの選曲でしたね。

リーダーの中川さん(ギター)は香里園出身で、現在も京阪電車沿線で暮らす生粋の地元人。

まちづくりに一役買えればと、「京街道JAZZライン」には毎年参加され、メンバー全員でイベントの宣伝もたくさん行っているそうです。

ミュージシャンとして、演奏の場が増えてありがたい。地元人としては、まちににぎわいが生まれてうれしい」と中川さん。ぜひ来年も参加したいと語ってくださいました。

 

 

・・・と、取材をしている間にも台風はいよいよ接近し、暴風雨も体感でピークに達したと思われるころ、京阪百貨店の2階入り口で「B-6」の演奏が始まりました。

ジャズの音色に吸い寄せられるように、京阪百貨店の中から、たくさんのお客さんが。

悪天候をものともせず、会場は結構なにぎわいです!

 

豪華なホーンセクションと、キュートなボーカル。

ソリストもたくさんいて、いろんな要素がつまった贅沢なライブでした。

 

B-6」は、みなさん同じ会社にお勤めの、社内バンド。

主要メンバーが転勤や出張で抜けてしまうという、会社ならではの悩みもありますが、「地元を活性したい」という思いを持って、ジャズフェスに参加したり、社内ライブも行ったりと、精力的に活動されているそうです。

迫力のあるホーンセクションの響きに、お客さんもノリノリで、手拍子をしながら聞き入っていました。

 

そう。音楽を聞いて楽しくなると、手を叩いたり、足でリズムをとったり、自然と体が動きますよね。

そのわくわくする感覚を味わってもらいたいと、ハッピーなスイングジャズを演奏するバンドが、盛泉寺会場に出演していました。

その名もずばり、「Clap Stomp Swingin’」のみなさんです。

 

「Clap Stomp Swingin’」のみなさん。ご自身も踊ってます!

 

聞いているうちにClap(手拍子)して、Stomp(足踏み)して、いつのまにか体全体がSwingしてしまう。

そんな音楽を届けたいという、”関西生まれSwing育ち”の3人です。

 

 

踊るっていうか、360度まわってます!(お客さんに背を向けているわけではありません)

 

「僕たちはスイングジャズしか演奏しない、つまり、スイングジャズは白ご飯みたいなもの」と語る、リーダー高田さん。

「12月27日には、京阪・渡辺橋駅近くのお店で年末スペシャルライブも控えています。ぜひ僕たちのブログを検索してみてください!」とのこと。

 

 

MC担当・井高さんのトークは、とっても誠実。

おそらくは年配の方を中心に、聴衆の心をわしづかみにしたと思われます。

 

 

斉藤さんのウッドベースの弦は、羊の腸でできているんですって!

素人の耳には、響きがまぁるくて、球体がポワンと広がるようなイメージの音に聴こえましたけど、どうなんでしょ。

それにしても、羊の腸だと、湿気などお天気の影響を受けやすくて、扱いが難しそうです。

 

お寺というシチュエーションに、なぜかスイングジャズはぴったり!

座布団に座って聞くライブもいいもんです。

笑い声と手拍子が自然とわき起こり、お客さんも大満足の楽しいライブとなりました。

——————————<おまけのコーナー>———————————

ジャズとは関係がありませんが・・・・・・

守口市駅に来たら食べると決めていたコレ、食べました。

「京街道JAZZライン」チラシに載っている「リリハ」のエクレアです。

 

えー、通行人の傘が強風で裏返ってしまうくらい、普通に台風が来ているなか、お店まで行くのか。本当に行くのか。

迷いました。でも、初志貫徹。買いに行ってよかったです。

エクレアは、チラシ掲載当時より、見た目、クリームが増量されていました。

 

以下、食べかけの写真で失礼します。どうしても説明したいもので、申し訳ありません。

中にパイ生地が入っているんですが、パイ生地のパリパリ食感と、シューのやわらかさ、クリームのまろやかさが絶妙なんです。

さらに言うと、パイ生地はチョコレートで薄くコーティングされていますから、パリパリ食感のなかにも「パイのパリパリ」と、「チョコレートのパリパリ」の2種類が存在しており、食感フェチにはたまりません。

見事な食感マジック!

これで1個150円はお得ですなぁ。

 

みなさん、イベントにお出かけの際はぜひおなかを減らして行きましょー!

現地で食べ歩く楽しみをお忘れなく!

 

(取材/レポート担当S)

今回の記事のDATA

2012守口宿ジャズストリート

開催日/9月30日(日)

場所/京阪・守口市駅周辺

メモ/悪天候のため3会場が中止になったものの、屋根のある9会場で演奏が行われ多くの人でにぎわいました。