みなさん、「大津ジャズフェスティバル」には遊びに行かれましたか?
今回は10月13日の模様を、ジャズフェス大好き男・レポート担当Wがお伝えします。
のべ28会場で演奏が行われた「大津ジャズフェスティバル」(以下OJF)。
13日は浜大津駅南側にたくさんの会場が設けられていたため、京阪・浜大津駅で下車して、まずは丸屋町エリアへ移動しました。
実は、大津のまちは初めて。
迷子にならないかと少々不安でありましたが、駅で配布されていたパンフレットの地図はとってもわかりやすかった。
それに、会場が近くなるとジャズが聞こえてくるんですよね。
演奏してたのは、「おかみさんバンド」でした。
大津百町館のトップバッター、「おかみさんバンド」。
しっとりと、大人テイストでジャズスタンダードを演奏されていました。
演奏が始まると、吸い寄せられるように人が増えてきました。
カラリと秋晴れで、気持ちのいい一日になりそうです。
大津祭曳山展示館前にて、「ecmit」の演奏。
フロントでテクニカルなギターを弾かれていた鈴木さんは、14歳のころからギターを続けているそうです。
メンバー全員、滋賀県にお住まいの地元バンドでした。
余談ですが、ここ、大津祭曳山展示館前の会場は、ライブとライブの合間にBGMが流れていまして、なんだかお洒落な雰囲気が出てました。
気になっておうかがいしたところ、BGMの選択はPAさんに一任されているそうです。
また、OJFでは会場によってはBGMがない場合もあり、雰囲気や状況にあわせて会場ごとに判断されているとのことでした。
なるほど〜。
OJF豆知識を教えてくださった、大津祭曳山展示館前のみなさん。
どの会場でもスタッフさんはみなさん笑顔で親切で、尊敬してしまいます。
大津市観光キャラクター「おおつ光ルくん」にも遭遇。
意外とアクロバティックな動きができますなぁ。
さて、ジャズフェス大好き男を自認する僕ですが、ジャズフェスの醍醐味の一つに「非日常感」があります。
普段、そこで楽器を演奏しようなんて思いもしない場所で、ライブやってる。
むしろ、普段は入れないような場所で、ライブやってる。
そんな、日常とのギャップがいいんですよね。
という前フリで、この写真をご覧ください。
さて、写真のライブはどんな場所で行われているでしょうか?
おわかりになりますか?
天井を見上げるとこんな感じ。
正解は、こちら。
「平井酒造」でした。
340年以上もの歴史のある酒蔵さんで、昔ながらの手づくりにこだわった酒造りを今もされている「平井酒造」。
今回、僕が個人的にぜひとも訪れておきたかった場所でした。
酒蔵さんですから、店内には販売コーナーも。
ああ、買って帰りたいけど、今買うと重いなぁ。
お店の人にうかがったところ、ライブ会場になっていた場所は、普段はお米や桶を洗う「洗い場」なんだそうです。
ほの暗く、空気がひんやりとして、甘酒のようないい香りがほんのり漂う空間でしたよ。
演奏されていたのは、「グリコのおまけ付き」。
アコースティックな響きが会場によく似合っていました。
あとからあとから人が来て、超満員。
みなさん、ジャズフェスの非日常感をたっぷり楽しまれたのではないでしょうか。
非日常感といえば、こちらも負けていません。
大津別院で演奏中の「さわら」。
え、そこで演奏させてくれるの?と、会場・大津別院の太っ腹加減に驚いたのは僕だけではあるまい。
とにかく楽しくて仕方ない、って感じのボーカルさんでした。
こんな「THE大舞台」な場所で演奏できたら、ミュージシャンのテンションもあがるよね。
一方、こちらは、人が入りきれないほどにぎわっていた会場、パーンの笛。
しぶ~いギターで会場を虜にしていたのは「浜田洋介」さんでした。
速弾きでテクニックを見せるというよりは、弦をはじいた後の余韻も楽しむ、間(ま)をたっぷり使った音楽。
映画音楽みたい。
この会場では、音楽の力で、非日常感が味わえましたねぇ。
ちなみに、ここ、パーンの笛は、OJFが生まれるきっかけになった場所なんだそうです。
5年前、お店に集った人々が「最近、大津のまちは元気がないね」と話をしていたなかで、
「音楽で大津を盛り上げたい」
というまちおこしのアイデアが出た。
そこから市民の力で作り上げたのがOJFだと、ママさんがMCで話されていました。
だから現在もOJFには大スポンサーがいるわけではなく、市民の協力と募金で成り立っているそうです。
「市民の力」ってところにぐっと来てしまった。いい話や。
いい話のあとは、いい笑顔へと続きます!
次回OJFレポートその2をお楽しみに。
(取材/レポート担当W)
今回の記事のDATA
第4回大津ジャズフェスティバル
開催日/10月13日(土)、14日(日)
場所/京阪・浜大津駅~JR大津駅周辺
メモ/2日間に渡りのべ28会場で演奏が展開。びわ湖畔がジャズの音色で彩られました。
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