京阪電車枚方市駅から京街道を西に数分歩くと、左手に小高い山が見えてきます。
万年寺山です。
古墳でもあり、昔は万年寺というお寺があったそうです。
山を登る 階段は、橋下大阪府知事の肝いりの補助金を活用して、枚方市が改修をしました。
照明の具合も相まって、夜の雰囲気もなかなかいいですよ。
この階段を上ると、淀川の流れがよく見渡せます。
左に折れると、また階段が続きます。
上りきると、意賀美神社の本殿があります。
約100年前に2つの神社が合祀され、この地に遷されたそうです。
さて今度は横道にそれて、大きな邸宅の横をのぼっていきます。
細い道を抜けると、立派な大木が!!
WEBで調べてみました。
「市立枚方宿鍵屋資料館」公式ホームページには以下のようにあります。
鋳物師田中邸跡とむくの木
万年寺山の南には、河内鋳物師田中家の邸宅がありました。
田中家は、江戸時代に公家の真継家(まつぐけ)支配のもとで北河内の鋳物業を独占した家で、
鍋釜・農具といった生活道具のほか、寺院の梵鐘や鰐口を鋳造しました。昭和中期に廃業しましたが、鋳物工場の建物は大阪府有形文化財に指定され、
藤阪に移築、現在は枚方市立旧田中鋳物民俗資料館として公開されています。現在、田中家の邸宅跡には、樹高21m、幹周り5.4m(地上から1.3mの高さで計測)、
樹齢推定600年から700年にも及ぶ、椋(むく)の巨木[大阪府天然記念物]が残されています。表面がザラザラした椋の葉は、鋳物の研磨に利用されたといいます。
全景を見に階段を下りてみました。
この椋の木、長年この地で時代の移り変わりを見下ろしてきたんだろうな~。
枚方の新たなパワースポットになるかもしれませんね。
京阪沿線には他にも、
萱島駅の大クスノキ、寝屋川市・八坂神社のクスノキ[市保存樹]、
門真市・三島神社の薫蓋樟[国の天然記念物]、
守口市・難宗寺のイチョウ[府の天然記念物]
大阪市旭区・宝龍寺の大楠[府の天然記念物]
といった、
ご利益がありそうな貴重な樹木がたくさんあります。
順にすべて見て回ったら、とてつもないパワーを授かるかもしれませんよ。
今度、チャレンジしてみようかな。
今回は枚方市駅から枚方公園駅までのんびり歩いて約30分。
昼食後の腹ごなしに、いい運動になりました。