2011守口宿ジャズストリートに、
東日本大震災で福島県郡山市から大阪に避難されている佐藤さとみさんが出演されます。

9月25日(日)13時から、おそば屋さん「理(ことはり)」で、
アコースティックギターを弾きながらオリジナルソングを歌われます。

イベントを楽しみにされているみなさまへ、
佐藤さんからメッセージが届きましたのでご覧ください。

佐藤さとみ プロフィール

佐藤さとみさん

福島県郡山市出身。

郡山で被災し、3月15日から8月まで高槻市に。現在、箕面市在住。
大学のサークルで、アコースティックギターを始め、女性2人のアコースティックユニットFiestaを結成。

オリジナルソングを歌う。卒業後はソロ活動を続け、各種イベント、地元FMでのラジオパーソナリティ、老人ホームでの音楽療法コンサート、CMソング作り等で活動している。

現在、無添加住宅エス・ツー・アンザイのイメージソング「森の小道」や、
福島市のりんごのPRソングを、作詞作曲。

大学在学中は、環境教育、野外教育に関心を持ち、自然と人間の関係を考えてきた。

「私は地球」は1997年に作詞、作曲した代表曲。
 

みなさまへメッセージ 
震災から6ヶ月が過ぎ、ようやく大阪での生活も慣れてきました。
今、毎日考えるのは、どうすれば福島がリベンジを果たせるか?です。

友人に、福島市のリンゴ農家の方がいます。
毎年いろんな賞を取るほどリンゴ作りが上手で、彼が作るりんごは本当に美味しいです。
私も毎年とても楽しみにしていました。

その彼からの話では、福島市はかなり放射線量が高く、側溝などは10ミリシーベルトあるそうです。

公に発表されている数値とは、全然違う数値が出ているのです。

彼曰く、

「国も県も何もしてくれない。がんばれ福島なんて言われたくない。もう頑張れない。助けてくなんしょ福島だ。」

と言います。

広大な果樹園の土を、自分だけで削ることは不可能です。
汚れた大地を元に戻すことは、不可能に近い。

これから、いったいどうすればよいのでしょうか?

また、福島では、結婚を諦める若者が増えたそうです。
福島県民だと解れば、結婚を拒否されかねないのです。

まるで被差別部落同様です。
私は彼が長年どれだけ心を込めてリンゴを作り続けてきたかを知っています。

自分の娘、息子同様に丹誠込めてリンゴの木を育て上げ、毎年立派な実を実らせていたのです。
今年も売れるか解らなくてもリンゴは花を咲かせ、また実ろうとします。
だから手入れも怠ることはできない、でも売れないという状況です。

私は、彼の依頼で2年ほど前に、福島市のりんごのPRソングの作曲を依頼され、
昨年の収穫期にその曲を福島市長さんたちの前で御披露目をさせて頂き、
いよいよこれから本格的に、福島リンゴを売り出すための活動をして行こうとしていました。
CDも作りました。

今、福島のリンゴの歌を歌うと、悲しさと虚しさがこみ上げてきます。
皆さんに福島リンゴを買って下さいと言いたいのに言えない、この葛藤が辛いです。

このような悲しい状況ですが、
今大切な事は、被害者意識に流されるのでもなく、加害者の国や東電を攻め立てるのでもなく、
ただ、今回起きたこの現実が、私たちに何を伝えているのか、
その意味を、深く問いかけることではないでしょうか?

そうしなければ、また同じような事故や災害が起きてしまうかもしれません。
ある学者さん曰く、今回の事故の根本的原因は、日本人の依存性にあるといいます。

日本人の特性として、誰かがどうにかしてくれるという思いが強く、
物事の責任をとろうとしないということが挙げられます。
一人一人が自立することによって生まれる力の大切さに気づかないのです。

しかし、今回の原発事故をきっかけに、
一人一人が主体性をもてば、世界は全く違ったものになっていくのではないでしょうか?

福島県民が背負った大きな犠牲を無駄にしないためには、
今こそ一人一人が、自分を見つめなおすときなのだと思います。

私も、歌を通して自分を見つめ続けて行きたいと思います。

原発事故を風化させないためにも、
今後とも、被災地へのご支援、よろしくお願い申し上げます。

 

佐藤さとみさんが出演される会場

そば司 理(ことはり)
住所:守口市寺内町1丁目8-8

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電話:06-4980-1835

開館時間:12:00~15:00 17:00~20:00 月曜日は定休

店主ブログ:http://blog.goo.ne.jp/kotohari18