みなさん、こんにちは。

前回に引き続き、ジャズフェス大好き男・レポート担当Wが、「寝屋川ほのぼのキッズ&グランパージャズコンベンション2012 世代を超えたジャズの祭典!」の模様をお届けします。

 

寝屋川でビッグバンドといえば、「オリジナルハードジャズオーケストラ」でしょう。

1959年に発足した老舗バンドです。

市民会館大ホールにて「オリジナルハードジャズオーケストラ」のひとこま。

ゲストは、トランぺッターの白井克治さんです。

ニニ・ロッソの「夜空のトランペット」や「シェルブールの雨傘」といった懐かしのナンバーが披露され、白井さんがテーマを吹き終わるたびにあたたかい拍手がわきました。

このあと、もう一人のゲスト、チャーリー・ニーシオさんの弾むようなスイングボーカルが楽しめるなど、見どころ満載。

ビッグバンドの醍醐味を堪能させてもらいました。

こんな素晴らしいバンドがあるなんて、寝屋川の自慢ですね。

 

さて、ビッグバンドの後は、ジャズでは珍しい、チェロの演奏を。

アルカスホール・ギャラリーで開催された「吉川よしひろJAZZチェロコンサートー弦月ー」です。

超満員!

入場料前売500円当日800円と格安だったとはいえ、有料の会場がこれほどにぎわうなんて、すごいです。

お一人でチェロを弾かれるのですが、演奏しながら録音・再生して音を重ねていく、ということもされていました。

たとえばジャズの名曲「ドキシー」では、指で弦をはじいて、ウッドベースさながらの4ビートを録音。

それを再生しながら、ソロをやる。

つまり、一人二役です。

重ねた音は、もともと同じ人が弾いた同じ楽器の音だから、きれいにとけあい、美しく奥深くなっていました。

チェロって、情感豊かでかっこいい楽器だなぁ。心がふるえました。

ほかにも、チェロのボディを軽く叩いたり、たぶんジャズチェロならではだと思いますが、弓をわざとこすりつけるようにして、「ギギギ」に近い音を効果的に使ったり。

チェロで出せる音は、全部使われていた、という感じです。

「一曲でも心ひとつになれる瞬間がありますよう、演奏いたします」

日本屈指のジャズチェロ奏者・吉川さんのMCは紳士的で、腰が低くて素敵でした。

僕なら、あれだけの演奏ができたら、もっと威張っちゃうな(笑)。

 

さて、ジャズチェロの余韻も醒めやらぬ夢見心地ですが、いい感じに夜になったので、寝屋川市駅西側の商店街を抜けて、大利神社へ移動します。

今年のイベントは、ひと味違うんです。

というのも、当ブログでもご紹介しましたが、今年は地元神社の協力のもと、夜の境内で演奏が行われる!

加えて、イベントに尽力した地域住民のつながりを再確認するべく、キャンドルが灯される!

そんな素敵なクライマックスが用意されていたんです。

 

大利神社の辺りは地元のお祭り、といったムードになっていました。

家族連れもいて楽しそう。

参道を進んでお社に行きますと・・・・・

おお、幻想的。そしてなんとも、おごそかなムードです。

神聖な場所であるせいか、はたまた演奏の魅力に引き込まれたか、大勢の人がつめかけているにもかかわらず、会場は静か。

ただひたすらに、ジャズに聞き惚れているのです。

なんだか違う世界に入り込んだみたい。

そういう僕も、気が付いたらただひたすらに、聞き惚れていたのでした。

歌は、児玉有里子さん。

昼間、市民会館でも歌われていたし、「ねやバーガー」コンテストでは審査員もつとめていらっしゃいました。

大活躍です。

僕は、児玉さんのように、まるで管楽器のごとく自在にスキャットをされる歌い手さんを、初めて生で見ました。

サックスを吹かれているみたいでした。

いつまででも聞いていたい。

その気持ちは会場全体のものだったようで、アンコールの拍手も大きかったですね。

 

名残惜しい気持ちのなか、ライブが終了すると、いよいよキャンドルを灯す時間です。

大利神社のすぐ隣、大利公園(はなみずき公園)に移動して、みんなの手でグラスキャンドルを灯していきます。

だんだんと灯りが増え、最後に浮かび上がった文字は・・・・・

「絆」

みんなで輪になり、しみじみと眺めます。

BGMは「ハナミズキ」。

「そら&ギターデュオ」による生演奏です。

 

僕はこのとき、自分も寝屋川市民だったら良かったのに、とずっと考えていました。

会場にいる人々は、みなさんご近所さんのようで、「お父さんは?」「酔っぱらってもう寝てる」なんて会話も聞こえる。

おじさんが薄着の若者に「風邪ひくなよ!」と声をかけるシーンなどを見ると、本当に、いいまちなんだなと思います。

寝屋川の人々の「絆」が、うらやましくなっちゃいました。

いいイベント、そして素晴らしいエンディングでした。

寝屋川のみなさま、本当にお疲れさまでした!

 

さて、気付けばもう11月。

「京街道JAZZライン」もいよいよ大詰めです。

まちの良さを再発見できるジャズイベントに、みなさんもぜひお出かけください!

 

今回の記事のDATA

寝屋川ほのぼのキッズ&グランパージャズコンベンション2012「世代を超えたジャズの祭典!」

開催日/10月20日(土)前夜祭、21日(日)

場所/京阪・寝屋川市駅周辺、寝屋川市立市民会館大ホール

メモ/生演奏のほか、地域住民によるフリーマーケットや、「ねやバーガー」コンテストなども寝屋川ならではの催しでにぎわいました。